MenuClose
かづら清 寺町店

三輪和彦 展 観自在 あたらしい遊を愉しむ

観自在
―あたらしい遊を愉しむ―
三輪和彦 展

会期|2019年3月14日(木)~24日(日) 
会場|かづらせい寺町店 
時間|10:30~18:30

※会期中、20日(水)は定休日となります

ご挨拶

この度、三輪和彦 個展「観自在―あたらしい遊を愉しむー」を開催致します。

“現代の逸品と骨董品の組合せの妙”という世界。
心の赴くまま自由に美に触れ、愉しんで頂きたい、との思いを込めました。

旧萩藩御用窯として開窯し、
代々独自性を発揮しながら窯を守り続けてきた家にお生まれになった三輪先生は、
伝統ある萩焼に斬新な感性を取り入れた作風が国内外で高く評価される、
現代陶芸の旗手でいらっしゃいます。

先生の力強くダイナミックな作品と、
我々がセレクトした時を経て美しく昇華した数々の骨董との組合せを、
是非多くの皆様にご高覧賜りたく存じます。
ご来場、お待ち申し上げます。

かづらせい寺町店 店主 霜降太介 敬白

多様な美意識や、価値観を生み出し、またそれらがぶつかり、格闘することで
心の自由を高めてきた京都の持つ力は、
遠い萩の地で、日々、土と炎のエネルギーと格闘する私にとっても、
多くの刺激を与えてくれます。

この度その地で、いみじくも「観自在」という名を冠した
かづらせいさんの展覧会に参加することとなりました。
私自身も、古美術と拙作の邂逅に、
あらたな心の自由を見出そうと大いに楽しむつもりです。

どうぞ心の赴くまま 御高覧いただけましたら、幸いに存じます。

不走庵 三輪窯 三輪和彦

三輪窯とは

寛文3年(1663年)、初代 休雪が萩毛利藩に召し抱えられ、
三輪窯は御用窯となりました。

そして天和2年(1682年)に現在の地に移り、
代々、独自性を発揮しながら、その役目を務めてきました。
明治維新ののちには毛利藩の後ろ盾を失うも
窯の火を絶やすことなく萩焼の技法を守り続けました。

時を経て、十代 休雪(休和)は、八代 雪山が維新政府の
太政大臣となった三条実美から送られた揮毫
「不走時流」を家訓とし、それまで200年以上続いた三輪窯を
新たに「不走庵」と号しました。

不走庵 三輪窯は現在もなお、その伝統を守りながら革新を続けています。

三輪和彦 略歴

1951年
人間国宝である11代三輪休雪(壽雪)の三男として山口県萩市に生まれる。
1975年
米国「サンフランシスコ・アート・インスティチュート」留学。
1984年
現代の陶芸II 「今、大きなやきものに何が見えるか」(山口県立美術館/山口)
1987年
個展 「恒久破壊」(ギャラリ-上田/東京)
1988年
個展 「三輪和彦」(渋谷西武/東京)
1989年
「ア-ト・エキサイティング'89」(埼玉県立近代美術館/さいたま、クイ-ンズランド美術館/オ-ストラリア)
1990年
「土の発見・現代陶芸と原始土器」(滋賀県立陶芸の森陶芸館/信楽)
1991年
個展 「白い夢」(日本橋三越本店/東京)
1992年
「日本の陶芸『今』百選」展(三越エトワ-ル/パリ、日本橋三越本店/東京)
1996年
「三輪窯 伝統と革新の歩み」展(松坂屋美術館/名古屋)
1997年
個展 「DEAD ENDのデッドエンド」(彩陶庵ロフト/萩)
1998年
Lazer 1998Kazuhiko MIWA Project(秋吉台国際芸術村/山口)
1999年
陶芸の現在 「土の形態学」(髙島屋/東京、京都)
2000年
個展 「三輪和彦の茶室・黎-REI-」(山口県立萩美術館・浦上記念館/萩)
2002年
「現代陶芸の100年」展(岐阜県現代陶芸美術館/多治見)
2005年
第3回京畿道 世界陶磁ビエンナ-レ 世界現代陶磁展 「横断する陶磁芸術の境界」(韓国)
2006年
「日本陶芸100年の精華」(茨城県陶芸美術館/笠間)
兵庫陶芸美術館開館記念特別展III「陶芸の現在、そして未来へ Ceramic NOW+」(兵庫陶芸美術館/篠山)
第1回「パラミタ陶芸大賞」展(paramita museum/三重)
2007年
日本陶磁協会賞受賞
2009年
「第20回日本陶芸」展ー招待 (大丸/東京、大阪)
2012年
国際陶芸アカデミー会員 山口県選奨 受賞
2016年
「革新の工芸 “伝統と前衛”、そして現代」(東京国立近代美術館工芸館/東京)
近代工芸と茶の湯II(東京国立近代美術館工芸館/東京)
2017年
現代の茶陶(茨城県陶芸美術館/茨城)
個展 三輪和彦 「エル・キャピタン」(しぶや黒田陶苑/東京)

かづらせい寺町店

かづらせい寺町店は、時代やジャンル、アジアやヨーロッパなど
文化の枠を越えた品々が集う、骨董品店です。

自ら世界中を巡り、現地にて直接買い付けたコレクションが店内を彩ります。

今では作ることのできない、時代のアルチザンたちが残したヘリテージの美術品、そして時を経て美しく昇華した骨董の数々。

すべての商品は、独自の視点と感性に基づき『趣きがあり、美しく、ユニークで、愛すべき』もののみをセレクト。

いにしえの名品に新たな息吹を吹き込むべく、現代のライフスタイルを豊かにする上質なコーディネートのご提案をしております。

所在地
〒604-0995
京都府京都市中京区下御霊前町638-1
営業時間
10:30~18:30(水曜定休、年末年始のみ休業)
交通手段
・京都市バス『河原町丸太町』下車、徒歩3分
・京阪電車『神宮丸太町駅』下車、徒歩5分
・地下鉄烏丸線『丸太町駅』下車、徒歩8分
電話
075-253-2525
Fax
075-253-2552
電話
お問い合わせフォームよりご連絡ください。